なぞなぞ第六問 [イェルクッシェ]
「第六問:正しい道は?」
「所でお前達、どこへ行くつもりなんだ?」
トロールはぎらぎらした眼で皆を見下ろしました。
「ヤガーさんを訪ねるところです。」
カシムが相手の機嫌を損ねないように気をつけて言いました。
「ヤガー?あの婆さんか、婆さんに客なぞめったにないな。お前も初めてだろう。」
カシムは頷きました。
「じゃぁ一つ覚えてゆけ、ヤガー婆さんの家に行く途中分かれ道になる。片方は小屋に続いているがもう片方は迷いの谷に迷い込む。ここは死霊の巣窟だ。迷い込んだら二度と出られん。正しい道を行け!」
カシムは言いました。
「正しい道とはどちらに行ったら良いのですか?」
トロールはニヤリとして言いました。
「正しい道は『正しい方向』に決まっているだろう?」
「だからそれはどっちなのですか?」
今度はノドが言いました。トロールはギロリと睨みました。思わず首を縮めます。
そんなノドをよそに、イェルクッシェは体をいっぱいに伸ばして教えてくれてありがと~う!とお礼をいいました。そして今度遊ぼうね?!と付け加えました。
でぴぴはあわててイェルクッシェのお口を押さえ、カシムの後ろに引っ張り込みました。
カシムは丁寧に礼を述べ、そこを後にしました。
そうしてまたおどろおどろしい林の中を行くと分かれ道に着きました。どうやらトロールが行っていた分かれ道のようです。
トロールの言葉が正しければ道は二又の筈でしたが、それはトロールが来たのが随分昔だったからでしょう、今は何と今来た道を合わせて五つに分かれていたのです。
一つは怪しい木々が茂り左へ曲がってゆく右の道、
もう一つはちょっと登りになった石の転がる道、
もう一つは左斜め前方へ向かう草の中の道、
最後は左に真っ直ぐ向かう下り坂でした。
「わぁ、いっぱいあるなぁ。」
ポイトコナがきょろきょろ辺りを見回しました。
イェルクッシェも跳んで行こうとしましたがでぴぴが尻尾を捕まえておりました。
「あなたは少し落ち着きなさい。間違いなく迷子になるんだから。」
ノドは一通り見渡した後「困りましたね。」と言いました。
「危険な『迷いの谷』というのは多分、下っている左だと思います。でも他の道が安全である保障はありませんね。」
さて、一行が出くわした分かれ道、どの道を進むべきなのでしょうか。手がかりはトロールが言った「正しい道を行け!」です。
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おはようです(`・ω・´)ゝ ご訪問&コメントありがとう
です・・・。なぞなぞですかぁ~っ(-"-;)??? ちょっと、
苦手な分野ですねぇ~っ!色々、考えたけど『??』
でした(笑)
また、回答が出た時にでも遊びに来させて貰います☆ミ
by すてぃっち (2009-10-14 09:51)
ノド:怖そうに見えたトロールさん、
本当はいい人だったんだね。
ちゃあんと道も通してくれたし、正しい道まで教えてくれたんだもの。
でももうちょっと詳しく教えてくれたら
僕らも迷わなかったのにね?
でもお友達が直ぐに解って安心したよーww
トロールさんは、まだあの橋の下で通る人を待っているのかなぁ?
by takehiko (2009-10-14 23:26)
すてぃっちさん挑戦ありがとうございます。
リヴリーを飼っている方で最初の正解者には200doodooのプレゼント中なのでよろしければぜひがんばってくださいw
旅をしながらのイェルクッシェたちの出会ったなぞなぞの六問目、実は最も簡単な問題のひとつだったりするんですよーw
by xephon (2009-10-15 00:44)
イェルクッシェ:大きな声でびっくりしちゃったよねぇ!僕もご飯をいっぱい食べてあんなふうに大きくなったらいいだろうなぁ!
トロールさんはきょうのご飯なんだったのかなぁ?ぽりぽりのお菓子かなぁ?
by xephon (2009-10-15 00:46)