なぞなぞ第七問 [イェルクッシェ]
「第七問:命懸けの選択」
ヤガーは並べたカップを一撫でしました。
それらは桜の花の柄、ひまわりの柄、秋桜の柄、椿の柄がそれぞれ描かれていました。
カップには東洋のカップにありがちな蓋が乗っておりました。
皆がそれに目を向けているとヤガーは一人一人に目をやり、ゆっくり言いました。
「このカップの中一つだけに痺れ薬を中和する薬湯が入っている。しかしねぇ、他の物には痺れ薬とは別の毒が入っている。薬湯が効果を現すのはゆっくりでねぇ、飲まなかった場合に丁度身動き一つ出来なくなる頃合に自由になれるだろうさ。毒薬も同じ頃利き始めるのさ。」
カシムは眉を寄せました。
「つまり、飲んだばかりにはどちらを飲んだのか分からないと言う訳ですね。誰かが毒見役になっても無駄と言う事ですね。」
ヤガーはそういうルールさと口の端を上げました。
「間違えばあの世行き、飲まなけりゃスープの具、薬湯だけが救いなのさね。」
ヤガーはさらに続けました。
「このカップ共は薬湯がどれに入っているのか知っているよ。教わるといいさね。」
でぴぴの表情が和らぎましたが良かった!と言葉にするより先にヤガーが言いました。
「但し!こいつらはね、真実を半分、偽りを半分言うようになっているのさ。」
ノドが眉を寄せました。
「嘘と本当を一度に言うの?」
ヤガーはニヤリとしました。
「本当の事と嘘を両方言う、面白いだろう?さぁお前達、誰が薬湯を湛えているのか教えてやりな。」
ヤガーが四つをはじくとカップ達は蓋をカチカチ言わせて小さな声で話し始めました。
桜のカップはこう言いました。
「私になければ秋にある。夏にないとき私にある。」
ひまわりのカップはこう言いました。
「春になければ冬にない。冬にないとき秋にある。」
秋桜のカップはこう言いました。
「冬になければ夏にある。私にないとき冬にある。」
椿のカップはこう言いました。
「私になければ夏にない。秋にないとき夏にある。」
さて、どのカップの中に薬湯が入っているのでしょう?
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ノド:はーい!はいはいはーいっ!
僕わかるよっ!
あのね?
コップたちに嘘を言ったらサンタさんは来ないんだよ?って
教えてあげるんだっ!
・・・え?
魔法でいわされているだけ・・?
うう~~ん・・。
た、大変だっ!!
なんだか僕、びりびりがだんだん・・・っ!
武彦さんっ!
紙に表なんて書いてないで、はやく答えをみつけてっ!
とりあえずおろないんをぬってみても・・だめ・・・?
by takehiko (2009-11-12 06:26)
イェルクッシェ:ノド君いらっしゃい!
おのらいん塗ったら直るかなぁ?
お菓子が美味しくってびっくりしちゃったのかなぁ?
ずっとまえね?ゼフォンが行ったラーメン屋さんのがびりびりだったんだってー!
ゼフォンは二度と行くものか!っていってたー。
by xephon (2009-11-15 23:27)
ノド:びりびりのラーメン屋さん、
ヤガーさんが変装していたのかもしれないよ!!
ゼフォンさんおいしいスープにされないで、無事に帰れてよかったなぁ!
by takehiko (2009-11-16 21:51)
ノド君ありがとうw
にどといくもんかーw
by xephon (2009-11-28 23:41)