なぞなぞ第九問までのお話 [イェルクッシェ]
「第九問までのお話」
ポイトコナは両拳を握って言いました。
「だって、あんなに早くひまわりのカップに決めたでしょう?」
イェルクッシェはきょとんとした後、ああと二度頷きました。
「だって僕、ひまわりの種が大好きなんだぁ!だから美味しいお茶かなって思ったの。そうしたら苦かったの。アハハハハ!」
ポイトコナはもちろん、他の者も呆れたお顔で背を丸めました。
ヤガーは毒を飲んだ者たちの為に解毒薬を用意して持ってきました。
それは意外にも甘い香りを放っておりましたので、イェルクッシェもノドもジルコーニヤまでもが欲しがりましたがヤガーは余分はないんだよと分けてはくれませんでした。
皆がほっとしてようやく落ち着きを取り戻した頃、ヤガーはカシムの対面で指を組み真面目な顔を向けました。
「用件は何だい坊や、言ってみな。」
カシムは背を伸ばし、ゆっくり言いました。
「国王陛下がさらわれました。今、森の塔の上にいるようです。」
それを聞くとヤガーは片方の眉をぴくりと動かしました。
「森の塔、イストかい。」
「良い噂のない魔女です。魔女ゆえ策無しに行って無事に済むとは思えません。しかも表立って行動する事もかないません。あたなの知恵が必要です。」
カシムの言葉にヤガーはニヤリとしました。
「餅は餅屋って訳かい。確かにあいつは自分勝手のひがみ屋で性質の悪い女さ、だがねぇ魔女にも表立って対立できない理由ってものがるのさ。」
カシムは小さく頷きました。
「盟主の関係ですね。」
ヤガーはほうっと感心したような、馬鹿にしたような声を漏らしました。
「それが分かっているなら全面協力はできない事は承知してもらわないとねぇ。」
「わかっています。ですから国王陛下を救い出す為の知恵を貸していただきたいのです。」
ヤガーは立ち上がり背を向けました。
「甘えるんじゃない。そういうことは自分の力でやるものさね。」
その言葉にカシムは黙りました。
カシムに代わりリヴリー達が大ブーイングを起こそうとした時、「だが・・」とヤガーは続けました。
「いくらか力を貸してやるよ。そういう約束だからねぇ。あの女が泡を食うってのも面白いかもしれないしねぇ。あくまで些細な情報を提供するだけ。少しは助けになるようなものも分けてやるが、それ以上は自分達でやるんだ。何をどうやるかはお前達が決めるんだよ。」
どこか突き放した感じの言葉にもカシムは立ち上がって礼を言いました。
「国王陛下をお救いするのは我々の仕事です。力を貸していただけて感謝いたします。」
ところがポイトコナは言いました。
「魔法で悪い魔女をやっつけてくれたら良いのに!」
「そうですよ、じゃぁ何か魔法の武器くらい貸してください。」ノドも言いました。
「私はステッキがいいなぁ・・」でぴぴがお目々を輝かせました。
イェルクッシェとジルコーニアも何か言おうとしましたが、お口の中がお菓子でいっぱいでもぐもぐするのが精一杯でした。
ヤガーはリヴリー達を一瞥しましたが、何も言いませんでした。
カシムが何か言いかけるとヤガーはついといでと行って、奥にある別の部屋に行きました。
皆はお顔を見合わせましたがそのあとに続きました。
奥のお部屋は薄暗く、何だかひんやりとしていました。
あたり一面不思議な器具や怪しい液体の入った瓶が並んでおりまして、お部屋の一角には大きな大きな鉄鍋がありました。
ポイトコナはそれを見るとひっと小さく悲鳴をあげました。
皆が入ってきたことをみとめると、ヤガーは指で空中の何もない所をトンと押しました。
するとお部屋の真ん中にぼうっと光る地図が現れました。それは森の地図でした。
リヴリー達は驚いてそれに見入りました、取り分けイェルクッシェはそれに触れようとその地図に何度も飛び上がりました。ですが何度跳んでみても触れる事はできませんでした。
「これちびすけ、藪蚊じゃないんだからうっとおしい事はおやめ。」
ヤガーに言われてイェルクッシェはようやくやめましたが、できるだけ近くで見ようとカシムの体をよじ登って肩の上に座りました。
「いいかい?」ヤガーは一度皆を見回してから言いました。
「森の中の塔に住む魔女は有名であってもその塔にたどり着いた者はそうはいない。それは迷い道のまじないがかけてあって、普通に進んだのでは知らずに方向を変えてしまうからなんだ。」
リヴリー達は揃ってふんふんと頷きました。
「そのまじないを破るなり、何かしら手段を講じてそこを抜けたとすると今度はこいつがいる。」
ヤガーが塔の側を指で示すとそこが拡大され、塔を囲むように砂地があることが分かりました。そしてその砂の中に目だけを覗かせて何か隠れているようでした。
「わぁ!何かいる!何かいるよ!」 イェルクッシェが指差すまでもなく皆が気付きました。
「これは蜥蜴ですか?」 ノドが言うとポイトコナが気付いたように言いました。
「でも頭に何か被っているよ?」
「王冠みたいな形・・」でぴぴの言う通り、それは王冠のに見えました。
「まさか王様?」青くなるでぴぴでしたがジルコーニアは冷静に「とさか・・」と言いました。
「蜥蜴の王・・ですね。」カシムが眉をひそめました。「こんなものを飼っているなんて。」
カシムがまさかその名を知っているとは思わなかったのでヤガーは軽く驚いて見せました。
「坊や、なかなか博識じゃないか。そうさ、あれはバジリスク。蜥蜴王と呼ばれる怪物さ。まだ幼生だけどね。だが充分お前たちの脅威にはなる。」
「ぼ、僕、蜥蜴なんか怖くないよ!」ポイトコナがやや震えながら言いました。
ヤガーは意地悪い瞳になりポイトコナの間近にお顔を寄せました。「本当にそうかえ?」
ポイトコナは思わず身を引きましたが「ほ、本当だよっ!」とムキになって叫びました。
「そうかい。じゃぁちょっとばかしバジリスクについて講釈してやろうかねぇ。この化け物はいわば猛毒の塊さ。あの魔女があそこにあいつを繋ぎ止めて置かなければあの森なぞあっという間に何も生えなくなってしまうのさ。いいかい?あいつの吐く息を浴びればたちまち命を失ってしまう。あいつと目を合わせれば途端にお前達そっくりな石像の出来上がりさ。鱗だって硬いから矢なんぞよほどの名人でなければ弾かれてしまうだろうねぇ。例え何とかして近寄って剣をつきたてることが出来たとしても、その血も猛毒、もし浴びずに倒す事が出来たのなら武器を通して入ってきた毒に半年の間苦しむだけであの世に行けようさ。」
ポイトコナは真っ青になって震えていました。
「そんなの大げさですよ。」ノドが言いましたがカシムはそうだとは言いませんでした。
バジリスクの脅威を知り、青ざめた皆にヤガーはさらに続けました。
「こいつをどうにかして越えたとするよ。さぁ次がある。エントランスは『凍れる園』と言う広間になっている。ここを通って吹き抜けに出るのだけどねぇ。この広間は入った者は例え火の妖精だったとしても瞬きする間に氷の像に変わっちまうのさね。広間の反対に出るには至難の業だね。」
「僕は寒いのへっちゃらだよ〜!」イェルクッシェが元気に言いましたがヤガーは無視しました。
ノドはだんだん塔に入るのなんて無理な事のように思えてきました。
ちらりとでぴぴを見ると、ポイトコナを励ましてはいるものの、すっかり顔色が曇ってしまっていました。
ジルコーニアはきょとんと地図の中のバジリスクを眺めたり自分の毛並みを眺めてみたりしていました。
「仮にこれを通れたとするよ?今度は吹き抜けの所に白い面の男が待っている。謎怪人さ。」
謎怪人という興味をそそる名前にイェルクッシェは身を乗り出しました。
「どんな人?」
「そいつはね、ありとあらゆる謎に精通している怪人さ。こいつと謎々を出し合って勝たなくてはならないよ。もし負けたならあらゆる謎の答えを見つけてくるまで意識が体から離れてしまうのさ。」
何だか絶望的に思えて来たノドは最後の望みをかけて聞きました。
「魔女はどうやって出入りしているのですか?」それは自分でも愚問だと思いました。
「アンタの思っていると通りさね。」
ノドは指になってしまっている自分の両手を見つめました。するとカシムはその頭をそっと撫でました。
「ノド、君の両手が翼でない事を悲しんではいけない。お陰で君は他のどの鳥よりも器用なのだから。方法はきっとある。」
それに続く様にヤガーが言いました。
「簡単さ。三つの『ナイ』を用意するんだ。バジリスクにやられナイ、凍れる園で凍らナイ、謎怪人に答えさせナイ。」
簡単な事など一つもないとリヴリー達は思いました。
「おやおや、やる前から皆降参かい?頼もしい限りじゃないかさ。」
イェルクッシェは飛び上がって反論しました。「降参じゃないよっ!僕、足が速いんだ!そのバリジクスなんかに追いつかれないんだもん!寒いとこだってビューンって行っちゃうんだ!それに謎々さんが知らない問題だってあるんだよっ!僕の大好物はな〜んだっ!」
先程ひまわりの種だといったばかりだと皆が思いました。それに加えポイトコナはイェルクッシェの大好物なんて呆れるほどあることさえ知っていましたので、適当に言っても当たりそうだと思いました。
「そうね!皆元気を出しましょう!私達は王様を助けるんだもの!」でぴぴが努めて明るく言い、ね?とポイトコナに微笑みました。
ポイトコナもがんばってこっくり頷きました。「僕、怖くないもん!リヴレンジャーなんだから!」
ノドもカシムを見上げ、両腕を誇らしげに伸ばして見せました。
カシムは柔らかく優しげに頷き、そしてジルコーニアを向きました。
「ジル、君はたまたまここに来たに過ぎない、わざわざ危険に足を踏み入れる事はありません。」
すると毛づくろいしていたジルコーニアはカシムを見上げ、ぼそりと「仲間はずれ…」と言いました。
「そうではない、これは…」
「仲間はずれ…」ジルコーニアはじっとカシムを見つめました。
「ジルコーニアさんもお海苔ぱらぱらなんだよ。」イェルクッシェが言いました。
「まぁ、事情を知ってしまったのは確かだね。置いてゆくのが賢明だが、この小屋で命を賭けたという連帯感が生まれちまっているのかも知れないさね。」 ヤガーが面白そうに言いました。
「君もこれから行く所がどれ程危険であるかは見ましたね?」
カシムの問いかけにジルコーニアはこっくり頷きました。
カシムはそれをみとめると一呼吸置いて顔を上げました。
「ヤガー、そこを抜ける助けをしてくれますね。表立って教えられないのなら手引き位は示して頂きたい、」
ヤガーはああそうするよと言い、その後三つの関門を突破する為の用意をしてくれました。
それは一行の知恵を今一度示さなくてはいけないようなものでしたが、それらを行った後ヤガーは言いました。
「ここからあの森へはかなりある。お前達は急いでいるのだろう?近道を用意してやろうさね。妖精の道と言ってね、ちょっぴりこの世とは違う所を通ってゆくのさ。だがね用心おし?そこは近道は出来るが時間もここよりも早く過ぎる。モタモタしていると知っている奴なんかいない時代になってしまうよ。まぁ、ちょっとばかしお前達にまじないをかけてそうならないようにはしてやろうがね?そのまじないが効いているのもそうは長くない、結局急がにゃいけないのさ。」
ジルコーニアがボソリといいました。「道草いけないんだ…」
ヤガーはそう言うこったと言い、通ってゆく上で注意しなくてはいけない事をいくつか説明してくれました。そして、すっかり夜も更けてしまっていたので出発は明日の朝と言う事になりました。
皆昼間の疲れがあったのですぐにぐっすり眠ってしまいました。
翌朝、ヤガーは約束通り、皆が良く解らないやり方で何もないところに穴を作りました。
イェルクッシェは目を疑い、反対側にまわってみたのですが、そこからは何も見えず、ただ他の者がこちらを見ているのが見えるだけでした。
前に廻ったり後ろに行ったりしながらイェルクッシェは面白がりました。
「さて、昨日言った注意事項は覚えているだろうね。」
カシムは簡潔に繰り返しました。
「それでいい、皆この砂時計をつけてお行き。すっかり落ちてしまうまでに出口に着くんだ。」
ヤガーの配った砂時計を首に下げるとリヴリー達はそれを引きずるような形になってしまいました。
それにもかかわらず、砂時計は横向きのままでもお砂の多いほうから少ない方にほんの少しずつこぼれて行っていました。
イェルクッシェは砂時計など初めて見たものですから、そのくびれたガラス容器が面白くて流れるお砂をお鼻をくっつけて食い入るように見ていました。
その隙にでぴぴはこの落ち着きの無いおちびさんの体に紐をつなげました。
カシムは皆を見渡すと軽く頷き、ヤガーに礼を言ってその穴の中、輝く渦に飛び込みました。
次にジルコーニアがお耳を揺らしながら躊躇なく飛び込みました。
その後をノドはヤガーに頭を下げてから続きました。
ポイトコナは渦を怖々見つめ、身を投じかけては踏みとどまり、ヤガーのお顔を見たり渦を見たり、足元を見たりしました。
その様子に「向こうが見えないのが不安なのかい?」とヤガーが言うと、ポイトコナは頷きかけましたがあわてて頭を振り、「怖くなんかないやい!」と眉を吊り上げました。
「なら、とっとと行くんだ。」
「い、行くよ!」ポイトコナがそうっと渦を覗き込んだ時、ヤガーがつま先でぽんとお尻を押しました。
ポイトコナはわっと声を上げましたがそれも一瞬で渦の向こうに消えました。
残ったでぴぴは砂時計に夢中になっているイェルクッシェを引っ張っていました。
「ほら!急がなくちゃいけないのよ!」
「ん?あぁ!そうか!じゃぁ急いでいこう!」言うなりイェルクッシェはヤガーにおばさんばいばいといって渦に飛び込んでゆきました。
紐を握っていたでぴぴはそれに引きずられるように吸い込まれてゆきました。
ヤガーはフンと高いお鼻から息を吐くとめんどくさそうに穴を消しました。
「素人の、しかも子供が魔女を相手にするとはね。」
渦の向こうは虹色に輝くお空と宝石で出来たような樹木の立ち並ぶところでした。
皆は真っ直ぐな道の真ん中で、ひっくり返っているポイトコナを除いては立ち尽くしていました。
「どっち?」ジルコーニアが前後を見て言いました。
「私達が向いている方向が前と考えるのが自然でしょう。」
カシムは一度砂時計を見てすぐに歩き出しました。
そこは見た事もない生き物が木を這い回っていたり、透き通ったキラキラした蝶等も飛んでいたりしましたので、イェルクッシェはたちまち目を輝かせて追い回そうとしましたが、がくんと体を引っ張られ尻餅をついてしまいました。
そうしてお目々をぱちくりした後自分を見て、紐がついている事を知ると、その先でやはり尻餅をついていたでぴぴを見つけました。
「ねぇでぴぴさん!これなぁに?」でぴぴは本当のことを言うのをためらい「私が迷子にならないように付けさせて貰っているの。」と言いました。
それを聞くとイェルクッシェはころころと笑い、「まかせといてよ。」なんて言いました。
所が少しもしないうちにイェルクッシェは何度も何度もがくん、がくんと引っ張られて尻餅をついてばかりいました。
イェルクッシェが目にする物目にする物皆に興味をそそられてその度に近くに行こうとするからでした。
その度にでぴぴはイェルクッシェが迷子になったり道草を食って砂時計の砂がなくなってしまわないように紐を引っ張って戻してやらなくてはいけませんでした。
所がイェルクッシェはやや困ったお顔を詩ながら「でぴぴさんこれ、とっちゃだめ?」なんて小首を傾げました。「代わりにカシム君につないで置くとかさ。」
このままではいつまでたっても道草をやめそうにないので、でぴぴはお顔を寄せて言いました。
「イェルクッシェ?良く聞いてね。いい?この砂時計…」言われた物をイェルクッシェは見つめ「面白いよね!」と掲げて見せました。
でぴぴはそうねという風に頷いてから続けました「そのお砂がね?全部もう片方に流れてしまったら大変な事になるの。」
「大変なこと?」小首をかしげるイェルクッシェにでぴぴは魔女の小屋の中の不思議な物に目が行っていたイェルクッシェはやっぱり聞いていなかったんだと思いました。
「それってどんな事?」首をかしげたままさらに傾げようとした為にイェルクッシェはこてんと倒れました。
「そうね、簡単に言うとゼフォンさんに会えなくなるわ。そうしたらぽりぽりのお菓子を買ってもらえないわね。」
するとイェルクッシェは驚くほど跳ね上がり頭のてっぺんから声を上げました。
「ええーっ!!それ本当?!」
でぴぴはちょっぴり驚きながら本当よといいました。
「ぽりぽりのお菓子が…」
「そんなのいいよ!!ゼフォンに会えないの?!そんなの嫌だよっ!そんなの嫌だぁぁっ!!ねぇどうしたらいいの?!」
その剣幕に皆振り向きました。
イェルクッシェは砂時計を振りたくりました。
「とまってよ!とまって!あぁ…どんどん流れてくよ…僕どうしよう!どうしよう!!」涙までこぼれそうになったイェルクッシェに皆何事かと寄ってゆきました。
「これが皆流れちゃうとゼフォンに会えないの!僕こんなのいらないや!」
イェルクッシェが砂時計を放り投げようとしたのでポイトコナがあわててそれを押さえました。
「これ捨てちゃ駄目だよ。これもってないとゼフォンさんに会えなくなっちゃう。」
「だって…これ止まんないんだ!」
そのときジルコーニアがイェルクッシェのお口を両手で押さえました。そうされたイェルクッシェはお目々を白黒させました。
「黙って、そして聞いて。」ジルコーニアが静かにそういうと今度はノドが言いました。
「イェルクッシェ君、これが落ちきったら確かに僕達は飼い主に会えなくなるかもしれません。でもそれより先にここを抜け出せば問題ありません。」
それを聞くとイェルクッシェはむぐむぐ言いました。
ジルコーニアが両手をどけるとイェルクッシェは言いなおしました。
「じゃぁ急いで行ったらまたゼフォンに会える?」
皆が揃って頷きました。
「会えるんだね?」
皆がそれぞれの言い方で会えるといいました。
するとイェルクッシェはあっという間に元気になり急ぐよ〜!と風のように飛び跳ねて行きました。
でぴぴが引きずられてゴムマリのように跳ねていました。
皆が呆れていると向こうで立ち止まったイェルクッシェが叫びました。
「早く〜!」
カシムは小さく笑いましたがジルコーニアは「泣いたカラス …」と言いました。
ポイトコナも急に飼い主の顔が懐かしく思えてちょっぴり涙を浮かべて自分も急いで追いかけました。
ヤガーの貸してくれた物ですからそう心配する必要はないと思っていたカシムでしたが、リヴリー達に合わせて少し小走りになりました。
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ノド:ふぅ~。
一気に読んじゃうねww
これからもっと大変な旅になるのに何だかわくわくしちゃうよね!
王様、無事にいてくれるかなぁ。
きっと僕らが助けにゆくからねっ!
by takehiko (2010-02-12 18:56)