なぞなぞ第十問 [イェルクッシェ]
「第十問:どっちに行けば?」
ポイトコナもその場を去ったらスフィンモスに叱られるのではないかと言う不安を感じながらも、相手を見上げつつ後ろ向きに小さく二回跳んでから皆の所に全速力で行きました。
スフィンモスは一行を目で追いましたが、何を言うわけでもなくその場から動く事もしませんでした。
そうして道なりに進みながら皆はヤガーの話してくれた注意をもう一度思い出していました。
「いいかい?お前達が二股に出会う場所には道案内が立っている。こいつは双子でね、兄と弟が交代しながらいるのだけど、いつ交代しているのか誰も知らないのさ。ただ解っているのは正直者と嘘吐きがいるという事さね。しかもこいつ等は問いかけには一度しか答えないという変な決まりを作っている。一人なら一人に、集団でなら集団で、一度にその場に居た者に一度しか質問させないのさ。」
皆はそれがどういうことか解っていました。
それは、もし間違った道を選んでしまった場合、砂時計のお砂がすっかり移ってしまうまでに出られない可能性が高いという事でした。
皆が緊張しているのにイェルクッシェは「ゼフォ〜ン!王様〜!ゼフォ〜ン!王様〜!」と言いながら跳ねていました。
ポイトコナも不安を払拭する為に「ふぁう〜!王様〜!」と叫び始めました。
何事かと思った他のリヴリー達も飼い主への思いが強くなり同じ様にしました。
そしてそれが一行の足を速めたのか行く手が二股に分かれている所にやってきました。
道の真ん中にやけに細い体にへんてこな鎧をつけた案山子のような者が立っていました。
それを見るなりイェルクッシェが「どっちへ・・」と叫びかけ、でぴぴがあわてて紐を引いてそれをやめさせました。
「イェルクッシェ?良く考えてから聞かないと!」真剣なでぴぴの表情にイェルクッシェも真剣に頷きました。
「僕、良く考えてどっちか聞くよ!」
「そうじゃなくって。」ジルコーニアが言いました。「頭を使って聞くの。」
イェルクッシェは小首を傾げましたが、ノドが何とか説明をして解らせました。
皆が案内人の前まで着くと相手はカボチャで作ったようなお顔で皆を見回しました。
「どこへ行きたい。」
「間違いを教えたら承知しない…」ジルコーニアがボソリといいましたがどうやら聞かれずに済みました。
さて、正しい道を示させるにはどういった質問をすれば良いでしょう。
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こんばんは^^
あの頃あれほど一生懸命考えましたのに、答えを失念してしまいました。
また改めて考えさせて頂いているのですが
・・・何だか上手くゆきません。
この問題はどうも苦手です^^;
by takehiko (2010-04-27 23:30)
takehikoさんこんばんは。
なかなかひねりの利いた問題かもしれませんwひねくれもののほうがときやすいのかな?w
by xephon (2010-04-28 01:42)