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Scene”Slasher” [仮面ライダー]

 夜十時を過ぎても誰もが家に帰るわけではない。
 遊戯施設に繰り出したり、飲食店で過ごす者も数多くいる。だから街は夜中になっても灯りが途絶えないのだ。
 しかしその灯りも夜のすべてを照らしているわけではない。そして明るい中に転がっている闇は暗い中のそれよりも注意が行かない、あるいは意識的に目を向けられないと言うのが人の習いでもある。

 うら若い女がビルの暗がりの中、壁にもたれて座り込んでいた。
 震える指で乱れた着衣を胸の前で合わせながらしゃくりあげている。そしてそのおびえた視線の先に声すら出せずのた打ち回っている者たちがいた。
 つい先ほどまで自分に対し、よからぬ行為を施そうとしていた男たちだ。

 あっと言う間の出来事だった。

 ホスト風な身なりをした男たちが自分を取り囲み、人目のつかないそこで強引に事に及ぼうとした丁度その時、真っ黒な人影が闇の中から浮き出るように現れたのだった。
 そして彼は無言で男たちを引き離しそのうちの一人を片腕で持ち上げ壁に押し付けた。

 「誰だてめぇは!」
 仲間の一人が言うと、その黒い人影は表情も見せずに言った。

 「ヒーローだ。」

―――――――

 香川は警察に呼び出されていた。と言っても容疑がかかったわけではない。
最近頻発している連続通り魔事件の一つの可能性について意見を求められていたのだ。

 「どうでしょうか。」
 刑事の一人にいくつも写真を提示され、香川が真剣な面持ちでそれを見ると、説明は続けられた。
 「最初の事件では被害者は四名、二十代から三十代後半の会社員、繁華街の裏通りで全員が両腕を折られています。そして次の事件、同じ日別の通りで二十五歳の大学生が両足を折られています。この日はもう一件、ウチの管轄ではありませんが隣の町で三十二歳のホステスが両手を砕かれています。」
 香川は質問した。
 「同一犯だと言う理由は?」
 「被害者を含め、加害者の目撃像がほぼ一致しています。」
 「次の日には四件、工事現場で男子高校生三人が両手を、コンビニの裏で十八から二十七歳の無職および道路工夫の青年らが両腕両足を、オフィス街で五十四歳の男性が両手および局部を、中央区のゲームセンターの裏で二十代の男性二人が両腕を、それぞれ砕かれています。」
 香川はそこで説明する刑事をさえぎった。
 「あとは大方ニュースで聞いています。確かに、これだけのことがが本当に同一犯の犯行だとするなら、人間業とは思えませんね。複数の人間が同じかっこで行ったと言うことは?」
 「まぁありえますね。ただだとしても事情聴取可能な被害者から得た証言によるとそれぞれの事件で単独犯で、しかも凶器を使わなかったと言うのです。」
 香川は眉をひそめた。アウォークたる可能性が出てきた。
 
 刑事はホワイトボードにびっしりならんだ写真をざっと手で示しながら言った。
 「そしてこれらの被害者全員に奇妙な共通点があるのです、これだけの凶行を受けていながら誰一人命を失ってはいないんです。前回のアウォーク事件の時も命を失ったものがなかったそうですが関係あるのでしょうか。」

 香川はそれは関係ないだろうと首を振った。
 「前回はたまたま死者が出なかっただけ、しかし今回は明らかに被害者を襲っているにもかかわらず殺していない、殺す時間がなかったとも考えられない。あえて生かしておいていると見るが正しいだろう。」
  目的が全くわからなかった。 
 被害状況は酷似しているものの、被害者に統一性が全くない。
 あえて目撃者をだしてCADUCEUSの復活を誇示したいのだろうか。それなら犯行声明を出すほうが早い。

 「こちらとしては専門家の力をお借りしたいのですが。」
 そういう刑事を香川はちらりと見てあごに指を当てた。
 香川が属するのは『EAGLE』と言う民間組織。もっとも民間とは名目上で、先のCADUCEUSへの対処のために国が全面的に支援して作られた研究団体だ。
 EAGLEは確かにいくらか戦時中のアウォークのデータを持っていた、しかしあくまでハードウェアシステムの研究と開発が目的の組織であり、実際にそれを使って戦うのはEAGLEではない。
 香川達が使用しているのは例外的ケースであり、施設の防衛とテストモニターも兼ねているからである。
 EAGLEが抱えているハードウェア装着員はおよそ三十名、今後も施設を襲われかねない以上外に派遣するわけには行かない。それでなくても一度襲撃を受けていているのだから。
 かといってアウォークを野放しにするわけにはいかないだろう。
 以前のようにハードウェアシステムを量産する必要があるのかもしれない。現在は自衛隊にも採用されているシステムではあるが、現行のバージョンでは追いつかない恐れがある。
 何しろ最新バージョンを着用した香川でさえたった一体のアウォークに翻弄されてしまったのだから。
 しかし当面は香川が何とかするしかないだろう。

 最初の事件からすでに一週間、ゴシップ記事には早くも好き勝手なことが書かれている。
 今回ばかりは世間に真実を隠しておくことはできそうにないだろう。

―――――――

 割と気に入っているウェイトレスの制服から普段着に着替えると、恵美は鞄を肩にかけ、裏口に回った。
 外はもうすっかり暗くなっていてビルの谷間にある路地は少女にとってはあまり気持ちのいいものではなかったが、賑わった通りに出るのに二十メートルとないのでいつもは大して気にはしない。
 しかし恵美も世間を賑わす通り魔が全く気にならないわけではなかった。
 
 バイト先のレストランの裏口のドアを閉め、数歩歩いたところでだった。

 「よう、待っちゃったよ。」
 薄暗い中細かく顔は見えないが、明らかに見知らぬ男がいた。
 すらっとした長身は薄闇の中でより大きく見え、前にたらした長髪はまるで幽霊のようにも見えた。
 
 「誰ですか?」
 恵美は肩をこわばらせ相手を見ると、その後ろにも大柄で太った男や背の低いだらしのない着こなしをわざとした男、そしてスキンヘッドのいかにも不良風な男などが、寄りかかっていた壁からぬっと歩を進めてきた。

 「君さぁ、可愛いよね。さっきコーヒー入れに来てくれたでしょ。気が利くなぁって思ってさ。」
 最初の男が言った。

 「仕事ですから・・ 失礼します。」
 頭を下げて明るい通りに出て行こうとした時大柄な男が体でそれをさえぎった。」

 「仕事終わったんでしょ?一緒にう遊ぼうよ。」
 「失礼します。」
 恵美が横をすり抜けていこうとすると大柄な男はまたもそれを阻んだ。
 「つれないこと言わないでよ。こう見えても俺ら、結構傷つきやすいんだよね。」

 恵美は身の危険を感じ、やや大きめの声を上げる。
 「大声出しますよ!すぐそこは大通りです。人がすぐ来ますよ!」

 最初の男が近づきながら言う。
 「そんな怖い顔しないでさぁ、君の親友・・・なんていったっけ?髪の長い子、ちょっとスタイルいい・・・」
 恵美の表情が変わった。
 「由佳里?!」
  最初の男がにやっと笑って続ける。
 「そうそう、由佳里ちゃんね。もう先に来ているんだよ。一緒に来ないと彼女に君の分まで相手してもらっちゃうことになるけど・・・いいかな。」

 恵美は青くなって携帯電話を取り出すと短縮で由佳里を呼び出した。
 コールはまだ一回目であったのだが、恵美はすぐに由佳里が出ない事に激しくあせりを感じた。
 コールが二回鳴った時、最初の男が恵美から携帯を取上げ、それを路地の奥に放った。
 「お楽しみ中かもしれないじゃん、野暮なこと無しだよ。それに、あんまり聞き分けないと、俺らここでもいいんだけどね。」

 その時恵美の顔に光が当たった。

 「おい、そこでなにやってる。」
 大人の男の声だ。

 「なんでもないっすよ。」
 太った男がやってきた相手にとりあい、大柄な男が彼から恵美たちをさえぎった。
 助かった、恵美がそう思った時最初の男が耳打ちする。
 「騒ぐと斬っちゃうよ?お友達も同罪ね。」
 恵美は自分のわき腹に何か当てられているのに気づいた。

 「やだなぁおまわりさん。俺ら連れを迎えに来ただけですよ。ほら、通り魔騒ぎでしょ?女一人じゃ危ないじゃないすか。だから俺らでガードしてるんすよ。」
 「本当だろうな。」
 「ほんとっすよ。なぁ恵美。」
 きっと名前は名札を見られていたのだろう。恵美はより強く押し付けられたわき腹のものに汗をにじませながらそうですと答えた。
 
 「そうか、気をつけて帰れよ。」
 警官は立ち去ってしまった。

 「さぁ恵美ちゃん、一緒に遊ぼうか。」

 壁に強く押し付けられた恵美はできうる限り顔を背け、天を仰いだ。
 
 黒くそびえる建物の間に窮屈そうにちじこまった夜空。
 せっかくきらっと見えた星を大きなコウモリが遮った事を恵美はとても悲しく思った。

―――――――

 その晩、二度目の通り魔事件が公園で起こった。
 一連の通り魔事件が解決していない現在、警察はパトロールを強化し、街中を徘徊する警官の数を増やしている。
 今回の事件が早期に見つかったのもその為だ。しかしそれでも犯人の姿を捉えることはできなかった。
 現場検証や付近の捜索のためにそちらに人数が動いていく中、香川は全く別方向にバイクを走らせていた。

 数少ない目撃者の証言と、まだ比較的被害の少ないエリア、被害の多いエリア、そして当てにはならないが自身の勘を頼りにだった。
 
 この通り魔事件の一つの特徴として、一夜のうちに数件起こるケースが多いと言うこと、そしてそれらは必ずしも近くで起こるわけではないと言うことが挙げられた。
 犯人が次の事件を起こす可能性は高く、そしてわざわざ警官達が集まってくるエリアで行われることはないだろうと考えたのだ。
 
 最初の現場とさっきの公園を線で結んでその延長に当る辺り、そこでかつ闇に紛れて人を襲えそうな場所が多くありそうだと思える場所を走り回り、そうしてようやく香川は犯人と思しく人影を見つけた。
 人影と呼んでよいものかわからないが、明らかに常軌を逸した扮装をした者がビルの間を飛んでゆくのを目撃したのだ。

 「今時マントだと?」
 香川はちらりと見えた人影が向かったと思われる方向に先回りしようとアクセルをふかした。」

―――――――
 
 居心地の良い居間で、弟と並んでテレビを見ている時、テーブルの上に置いて置いた携帯がきらきら星を奏でた。
 「あ、恵美ちゃんからだ。」
 それを取上げると由佳里はそっと耳にあてた。
 「ハイ、由佳里です。」
 なんと無しに姉を見ていた優は、その表情が見る見る変わって行く様子に何かアクシデントがあったのだと気づいた。

 「優ちゃん、ちょっとお姉ちゃん出かけてくる。」
 慌てふためいた姉の様子に優は自分も立ち上がった。
 「何かあったの?」
 「わからない、でも何も返事がないの。もしかしたら・・・」
 「僕も行くよ!」
 すると由佳里は弟の両肩に手を当て、真剣な表情で言った。 
 「優ちゃんはここにいて。通り魔が出歩いているかもしれないもの。」
 「だったらよけいにだよ。お姉ちゃんが一人で出歩いたらもっと危ないよ!」
 「優しい優ちゃん。でもお姉ちゃんは平気だから。」
 由佳里は一度弟を抱きしめると上着を抱えて飛び出していった。
 
 恵美のバイト先は知っている。
 時間からして恵美がバイトを終えたすぐ後であろうから彼女はそこにいたはずだ。
 由佳里は自転車を引き出すとそのまま走り、助走をつけて飛び乗った。
 
 通り魔の噂やニュースはいろいろ聞いている。
 若い女性が被害にあった例も報告されている。
 由佳里はゴシップ記事などは読まないが、教室でまことしやかに囁かれていたのは、通り魔は弱者を襲わないということ・・・・。

 それが真実かどうかはわからない、実際に女性の被害者もいるのだから。
 だか由佳里はその噂にすがりたい気持ちだった。
 女子高校生とは到底思えないほどの速度で由佳里は自転車を走らせた。

―――――――
 
 心臓が飛び出しそうな鼓動を抱えて由佳里は親友がバイトしているレストランの裏口に続く路地の入り口までやってきた。
 放り出すように自転車を降り、奥を見通そうとしたとき、すぐ隣、顔をかすめるようにして真っ黒な巨大な塊がすごい勢いで後ろに飛んでいった。
 驚いて振り返ると今度は髪を吹き上げる勢いで自分を飛び越し、何かがそれを追った。

 目の前にはまたも異様な光景が繰り広げられていた。

 地に転がった真っ黒なマントをつけたような男に、あの夜別のレストランで見たロボットの様な鎧の戦士が飛び掛っていたのだ。
 ネズミを凶暴にさせたような、そこに巨大なとがった耳をつけたような顔の黒マントの怪人は襲い来る鉄人の攻撃を転がってかわすとそのままなんと宙に舞った。
香川はすかさず飛び掛るが黒マントはひらりと身をかわして見せ、そのためそのまま派手にビル三階のブティックに突っ込んでしまった。

 なんだなんだと次第に野次馬が集まりはじめる。
 
 由佳里は一度は目を奪われたものの、すぐ親友が気にかかり、路地に向かって叫んだ。
 「恵美ちゃん!恵美ちゃん!!」
 路地の中からやってくる人影があった。
 「恵美ちゃん!大丈夫?!」
 人影は明かりの元に現れ、そして由佳里の抱きついた。
 「由佳里!無事でよかった!」
 
 由佳里はなぜ自分が心配されているのかわからなかったが恵美がどうやら犠牲者になっていない様子であることを喜んで彼女を抱きしめた。

 一方香川は今割ったばかりの窓から黒マントをはおったような敵にまさに挑みかかろうとしていたところだった。
 「Variable Sword Unlock」
 左腕の装甲から剣を取り出すと香川はさらにカートリッジをそれに差し込みそれを振りかぶり、空中の敵に踊りかかる。
 「Energy Edge Action」
 輝きを宿した刃が黒マントを引き裂こうというところで敵は小ばかにしたようにひらりと器用に身をかわし、虚空を裂いた剣は勢いあまってその奥の街灯を斬り飛ばした。
 野次馬達から悲鳴が上がる。
 
 「由佳里!危ない!」
 親友の叫ぶ声に由佳里が身をはなすと恵美は自分と親友のの頭を抑えて身を伏そうとした。。
 抑えられながら由佳里は自分よりも大きな影が地面に落ちていることに気づいて何かが落ちてきたのだと思った。

 ガイーン。

 重たい金属がぶつかったような鈍い音が頭上で響いて二人は少なくとも親友がとんでもないことになったのだと直感した。
 二人が相手の名前を悲鳴のように叫びお互いの顔を確認しあったのは同時であった。

 「ああ・・恵美ちゃん。」
 「由佳里!無事なのね!よかった・・。」

 なら何がぶつかった音なのかと二人が身を起こそうとするとひどく長身の誰かが自分達を覆っていることに気づいた。
 
 その顔を見て悲鳴を上げる由佳里に対し、恵美は至極冷静に相手の目を見ていた。

 黒いマントは彼の背に伸びたしなやかな翼膜であった。
 蝙蝠のような人間、彼はきっとあの蜘蛛のような姿の男と関係ある人物に違いないと由佳里は思った。
 
 蝙蝠がすっと立ち上がるとがらんと耳障りな音とともに街灯の頭が転がり落ちた。

 「どうして・・・」
 恵美の口から小さな言葉がこぼれる。
 「さっきも私を助けてくれた。あなたは誰なの・・・?」

 それにわって入るように香川が剣を振るってきた。
 蝙蝠を下げさせ自分の後ろに少女達をかばう。
 「逃げろ!」
 
 蝙蝠は一度高く飛び上がると急降下し、迎え撃とうとする香川の頭上で方向を変え路地奥に消えた。
 その闇の中から人のものとは思えぬ苦悶の絶叫が響き、少女達の背筋をざわつかせた。

 「あいつまさか!」
 香川が路地に走ってゆく。
 
 剣の輝きに照らされた路地の中にあらぬ方向に手足を折り曲げられた男達が転がっているのが見えた。
 そこにはもう蝙蝠はいなかった。

 「い・・一瞬で・・・」
 小さく震える由佳里に恵美は小さくうなずいた。
 「でも今じゃない。さっきよ。私を助けてくれたの。今のはきっと邪魔が入ってできなかった分をしたんだわ。」

 路地から香川の声が聞こえた。
 「救急車をお願いします。場所は・・救急車じゃなくても車ならいいです。」
 
 由佳里は改めて恵美を見た。
 「その・・・えっと・・・ 大丈夫?」
 「とってもこわかったよー!」
 恵美はわざとらしく由佳里に抱きついた。
 「正直・・危ないところだった・・」
 由佳里は恵美の頭をなでながらためらいがちに言う。
 「その・・・怪我とかしていない・・?」
 「ウフフ、大丈夫、何もされていない。あの人がさせなかった。そしてきっとあいつら二度と何もできない。」
 由佳里は路地のほうを見ないようにしながら小さくうなずいた。
 
 恵美が小さな声で言う。
 「彼、なんだと思う?」
 
 由佳里は路地のほうを向かないまま、さぁと言った。
 「お巡りさんの偉い人かしら。機動隊って言うの?」
 
 恵美は首を振る。
 「そうじゃないわよ。私達を助けてくれた。きっと彼はね。」

 恵美が指す彼というのがどうやら蝙蝠らしいことに由佳里は気づいた。
 そして恵美は続けた。

 「彼は、ヒーローなのよ。」

 

 
 


2010-05-16 02:31  nice!(9)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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コメント 2

takehiko

毎朝こちらにお邪魔するのが日課になってしまったtakehikoです。

最初の回のクモ男にしても、この蝙蝠男にしても
なんだか極悪非道な「怪人」のイメージとは違うのですよ・・・。
そうか、乱暴者ではあるけれど、人を殺害まではしていないのか。
その彼らと対立する香川、そして白い戦士「仮面ライダー」。
どれが真のヒーローなのかな?

ううう。
面白いじゃないか~。
この感想を他になんて書けばよいのじゃぁ;;
by takehiko (2010-05-16 07:14) 

ほりけん

ご訪問とコメントを頂きありがとうございます。
今後もよろしくお願い致します。
by ほりけん (2010-05-17 11:21) 

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