Scene”Hospital” [仮面ライダー]
救急車がやってくると救護員がArtsと蝙蝠の姿を見て驚いた。
変身をといていた香川は撮影だと言い、それ以上は特に説明しなかった。
動くこともままならない由佳里をストレッチャーに乗せると香川が付き添いで乗り込んだ。
軍事機密であるArtsの奪還とアウォークの駆逐という任務を遂行すべきなのだが、目の前で痛みに震えている少女を放って置けるほど香川は割り切れる性分ではなかったうえ、この二体のアウォークが、思うほど反社会的にも見えない気がしたからである。
今逃してしまうことは自分にとって大きな罪となろうが、少女をいたわる気持ちを見せた彼らに少しの間だけ猶予を与えてもいいだろう。
「これは見逃したわけではない。次に現れるつもりがあるのなら容赦はしないからな。」
ところが蝙蝠は由佳里に付き添おうと乗り込んで来そうになった。
「そんなに乗れません、どうかご遠慮ください。」
毛むくじゃらの巨体を締め出すと救急車は走り出した。
搬送中の救急車の中で由佳里は自分は大丈夫だ、早く帰らないと弟が心配すると繰り返し言っていた。そして口では言わないものの、左腕の傷を激しく痛がった。
すっかり夜になっているので救急車は当番医となる救急病院に向かう。
幸い道はさほど混んではいなかったが先ほどまでアウォークに立ち向かう元気を見せた少女が小さな傷でここまで深刻な状態になったことが心配だった。
程なくして病院に到着し、ICUに運ばれた由佳里が検査や様々な処置を受けはじめると、香川はようやくほっとして壁に寄りかかった。
するとこともあろうにさっきまで一緒だった異形があの姿のままやってきた。
どう考えても後を追いかけてきたのだろう。
自動車に追いつく速度で移動してきた怪物の姿を、目撃したものが全くいなかったとしたらそれは奇跡だろう。
彼の傍若無人さに香川は苛立ちさえ覚えた。
昼間ほどではないとはいえ、まだ消灯時間ではない院内には看護師も患者もいくらか行き来している。そのなかに 漆黒の獣がいるものだから好奇の目が集まった。
「何しに来た!」
声を抑えてつつも強い口調で言う香川に蝙蝠は答えずにICUの方を覗き込もうとしていた。
「いいか!」
そんな相手の襟首を捕まえて香川は言った。
「そんな成りでふらふらするんじゃない。場所をわきまえろ。変身を解け!」
「こんな姿でも病原体など持っていない。」
蝙蝠が言うと香川はそんなことを言っているんじゃないと襟首を掴んだ腕により力を込めた。
「大体お前達はなんなんだ、アウォークが何を企んでいる。」
「俺は、ヒーローだ。」
蝙蝠はぎょろりとした巨大な目出香川を睨んだ。
「ヒーローだと?お前は・・・」
「あ・・・ ああああっ!」
場をわきまえない声に二人は振り返った。
「あなたはナイトバット!こんなところでどうなさったのですか?まさかお怪我を?」
両腕に包帯を巻いた年頃の少女が小走りに駆け寄り蝙蝠を掴んでいる香川の手を払って黒い体躯を見回した。
「ああ!翼が!」
痛々しい表情を浮かべている恵美に蝙蝠は心配ないと小さいな声で答える。
「すぐに元通りになる。」
「おい君。」
その服装から女子高校生と思しき彼女のアウォークへの馴れ馴れしさに香川は眉をひそめた。だが彼女は香川をチラッと見たのみで、もっと重要なことがあるといわんばかりに蝙蝠に向いた。
「ナイトバット、由佳里はどうしたんですか?ここへは翼の手当てを?」
蝙蝠は小さくうなだれたかのように軽くこうべをたれた。
「君の親友・・あの勇敢な少女のことだが・・・」
そしてICUに向けられた蝙蝠の視線に気づき恵美ははっとなる。
「由佳里があそこにいるのですか?!」
ともすれば入っていってしまいそうな勢いの恵美の両肩を掴み、蝙蝠は恵美の視線までかがんだ。
「そうだ。彼女はあそこにいる。」
恵美の体がこわばる。
「それは俺のせいなのだ・・・」
もし蝙蝠に表情があったのならきっと彼は苦虫を噛み潰した表情をしたのだろうと香川は思った。
だが恵美にはさまざまな疑問が後から後からわきあがってきてどれから手をつけてよいのかわからずに視線がめまぐるしく辺りをさまよった。
「ナイトバット・・・」
考えることを放棄しそうな自分の意識を何とか集めてつなぎとめ、恵美は震える声で言った。
「一体・・・一体どういう・・・」
恵美の思考がぐるぐる回転する。恵美が想像したくない考えが溢れてくる。
体中から血の気がうせ、指先がそれとわかるくらいはっきり震えだした。
胸が苦しい、肺の中が熱い。
力のはいらない手で必死に蝙蝠の体毛を掴み砕けようとする膝を支える。
だが次の瞬間恵美の声は爆発した。
「撃たれたの?!ねぇ!由佳里は撃たれたの?!」
蝙蝠はかぶりを振った。
「そうではない。彼女は撃たれてはいない。」
恵美の瞳がみるみる濡れてあっという間に大粒のしずくが溢れ出した。
「なら、 どうして恵美はあそこにいるのですか?あそこに入らなくてはいけないほどの大怪我を、どうして由佳里が?」
その時扉が開かれた。
皆がそちらに向くと医師らしき人物が香川の前に来て由佳里の状態を説明した。
「あなたのおっしゃるように、毒によるものですね。しかしここでは充分な治療は施せない。」
それを聞いていた恵美が医師に問い詰める。
「毒?由佳里は毒にやられたの?毒って解毒剤とかあるのでしょ?それうってあげてよ!先生!意地悪いわないで由佳里を助けて!」
「意地悪で言っているのではありません。」
医師はなるべく穏やかに言った。
「患者さんの体にはいった毒は蛇や蜂によるものではないようです。」
そこまで言ってから医師は香川たちにややきつい視線を送った後続けた。
「あなた達の証言が本当だって言うのなら、一体何を撮影していたのかは知りませんが、本物の、しかも猛毒の種類の蠍を使ったって言うのは正気の沙汰とは思えませんね。」
恵美は驚く。思ってもみない言葉が出てきたからだ。
「蠍・・?由佳里は蠍に刺されたの?」
医師は香川たちに冷たい視線を向けたまま言う。
「蠍の毒は人の命を脅かすようなものではありません。だが一部の種類においてはその限りではない。そういった種類のものは住んでいるところも限定されているし、出入りも法で取り締まられてる。ですからね、日本において、蠍の毒の血清はないんですよ。」
恵美の涙が一気に噴出す。
「じゃ・・由佳里はもう助からないの?」
医師はなるべく穏やかな表情になるように気を使い恵美を見ると静かに続けた。
「そうと決まったわけではありません。今彼女は戦っています。軽度のショック症状もみとめられますが意識もあります。今抗ヒスタミン剤をはじめ、いくつか症状を緩和するための注射をしました。」
恵美はすがるように医師に言う。
「それで治りますか?由佳里、助かりますか?」
医師は落ち着いて言う。
「そのために我々がいます。彼女に異常があればすぐ駆けつけられるようになっています。看護師もずっと付き添います。」
「よかった・・・よかった・・・。」
恵美はその場に座り込むとしゃくりあげて本格的に泣き始めた。
香川は彼女に手を貸し立たせるとハンカチを渡した。
恵美はそれを受け取り、涙をぬぐっていたが医師に、由佳里に会えますかとたずねた。
医師は白衣に着替えるように言い、それを許可した。
恵美は手を洗い、すっぽりとスモックのような白衣をかぶり、帽子の中に長い髪を押し込むとそっと扉を開けて親友に会いに行った。
「由佳里・・・」
「恵美ちゃん・・・来てくれたの?」
由佳里は真っ赤な顔をしていてやや汗ばんでいた。
「ほら、私も怪我したでしょ?時間が時間だったから。そんなことより由佳里・・蠍に刺されたんですって・・?」
由佳里は痛みに耐えながら笑おうとした。
「えへへ・・でもね恵美ちゃん・・ 蝙蝠さんは無事だよ・・?」
「うん・・お仲間と外にいるわ。ありがとう由佳里。」
由佳里は小さくかぶりを振ってそして今度はまじめな表情をした。
「恵美ちゃん、優ちゃんには内緒にしてね。多分お父さんにはほんとのお話が行っちゃうけど、優ちゃんには過労で倒れたってことにしておいてね。心配かけたくないの。」
恵美はすぐに首を縦にはふれなかった。由佳里はさらに続けた。
「明日にはきっと良くなるだろうって。それまでちょっと苦しい時間もあるみたいだけど・・・。大丈夫。心配しないで。私、強いんだから。」
恵美は拭いたばかりの顔からまた涙が噴出した。
「私が由佳里に頼んじゃったばっかりに・・・私が銀行に乗り込んじゃったばっかりに由佳里がこんな目にあって・・・。」
由佳里は右腕だけで親友を抱きしめようとしたが、痛みがきつく、そうはできなかった。
「恵美ちゃんは悪くなんてないもの。考えても見て?お巡りさん達を振り切って危険な強盗に立ち向かって!すごく勇敢でかっこいいじゃない!・・・危ないことはして欲しくなかったけれど・・・。でも私、親友として鼻が高いわ。きっと私一人だったら思いつきもしなかった。だから泣かないで・・?ね?」
由佳里と恵美が話している間、医師は香川に話をしていた。
「蠍の毒は非常に強い痛みを伴います。薬でいくらか緩和させていますがそれでも全くない状態にはできません。でも恐ろしいのはこれからです。」
蝙蝠が思わず顔を向ける。
「私も蠍の被害にあった患者を診るのは初めてですが、もし本当に患者さんを刺した蠍が強い毒性のものであったのなら、正直ここでは手の施しようがありません。一時間から数時間の間に痙攣や硬直が始まります。発汗や嘔吐などもありましょう。血圧低下や呼吸困難な状態に陥ることもあります。そこまで陥った場合・・・覚悟していただく必要もあります。全ては患者さんの生命力しだいという事になります・・・ご家族に連絡していただけますか?」
香川は小さく頷いた。
そこに恵美が戻ってきた。
「よかった・・・・ 由佳里・・良くなるって・・・よかった・・・・。」
そういって恵美はまた涙を滲ませた。
そしてその後、蝙蝠を見上げた。
「ナイトバット、教えてください。一体何があったのかを。」
―――――――
香川と恵美、そして蝙蝠はすっかり暗くなった病院の中庭にいた。
辺りに動く気配はなく、建物から漏れる明かりが中で見るよりもずっと明るく見える。
やや潤んだ空気が植え込まれた植物の香りを強く漂わせ、三人の心を落ち着かせるのが役目だといわんばかりだったがそんなことで彼らの心の揺れは静まりはしなかった。
最初に口を開いたのは香川だった。
「みろ!お前に巻き込まれ、罪もない少女がああなった!お前は偽善者だ!」
蝙蝠は答えなかった。闇に中でその表情は一切読み取れない。
香川はより苛立ち、さらに詰め寄った。
「なにがナイトバットだ。雑誌やネットで騒がれて、掲示板まで立って依頼まで書き込まれて、それでお前はヒーローになったつもりか!」
「まって!あなたが誰かは知らないけれど、どうしてそんな事言えるのよ!」
恵美が噛み付いた。
「ナイトバットは立派よ!たくさんの人たちを助けてる。警察が一体何をしているって言うの?あの夜私を助けてくれたのは彼よ。バカの嘘にだまされて役に立たなかったのはどっちだと思う?」
香川は恵美を一瞥した。
「そうか、君は彼に助けられたことがあるのか。だがそれは所詮一面的見方に過ぎない。」
恵美は眉の端を上げた。
「それはつまり、私なんてどうなってもよかったって言っているの?」
「そうは言・・」
「そう言っているじゃないっ!」
香川の返事を恵美は待たなかった。
「そう言っているのよ。」
恵美はあの夜の恐怖を思い出し、拳をきつく握った。
「あなたは守られた側がどんなに救われたか知らない。どんなに怖かったのか知らないんだ。」
香川は下唇を一度噛んだが、だがと言った。
「だが、その化け物は・・」
「化け物じゃないっ!」
恵美は吼えた。
「彼はヒーローよ!」
今度は香川が怒鳴った。
「そのヒーローが!喫煙所を守らなかったという理由で男の右手の指を全て折った!その人はな、大工だったんだ!」
恵美が言葉を詰まらせる。
「夜中にコンビニの前で騒音を出していた少年達の腕や足を折り、歯を砕いたのもこいつだ。彼らは普段の素行からなかなか仕事に就けずにいた。ようやく決まった就職祝いをしていたんだ。だが、働くことなどできなくなった。」
恵美はやや気圧されながらも反論した。
「それは・・迷惑になるようなことをした方がいけないんじゃない。お祝いなら騒いでいい所ですればいいでしょう!騒音で勉強できない受験生だっていたかもしれない。もしそうだったらその子の人生を台無しにするとこだわ!煙草だって・・決まりを守れないからいけないのよ!大体煙草なんて勝手に他人に毒を吸わせているんだから!」
香川は今度は蝙蝠に向いて言った。
「貴様が腕を折ったせいで働けなくなった男がいる。彼は一人で二人の子供を育てていたんだ。その子達の生活をお前は奪ったんだ。」
蝙蝠は表情を見せずに聞いていた。
香川はさらに続ける。
「年老いた親のために必死に練習し、プロになるためにやっと大学に入った青年がいる。貴様に腕をやられピアノが弾けなくなった。貴様のせいで子供をつくれなくなり、未来を憂いて自ら命を絶とうとした人もいた。そんな貴様のどこがヒーローだと言うのだ!」
「ナイトバットはヒーローよ!」
恵美は叫んだ。
「だって私を助けてくれたもの。他の誰が助けてくれたって言うの?」
「こいつはヒーローなんかじゃない、アウォークだ。」
恵美の瞳が一度開かれた。
本物を見たことはない。映像もだ。だが、アウォークという殺人兵器が存在していたという事実は学校でも習ったことだった。
「ナイトバットが・・・アウォーク・・・?」
恵美は蝙蝠の姿をした彼が一体何物なのかは知らなかった。しかしそんなことはどうでもよかった。
彼は自分を助けてくれた恩人であり、そしてその野獣のような容姿に反して理性的だった。
報酬を得ることもなく、名声を求めるわけでもなく。
彼は目立つようには活躍しなかった。
いつも地味に事を運び、そして注目される前にその場を去った。
彼は弱きもの、声を出せぬ者をいつも助けていた。
だから彼は、ヒーローだった。
だが彼がなんであるかを問うた時、それは沸きあがってきてもおかしくない回答であった。
雑誌の中でも全くなかった説ではない、その時は気にも留めなかった。
彼の正体に興味などなかったのである。
しかし改めて突きつけられると、それは大きな現実味を持って恵美の前に立ちはだかった。
「あなたは・・・アウォーク・・・?」
しかしそこで恵美ははっとした。
そして自信を持って香川にくってかかる。
「だから何?仮にそうでもナイトバットはそんな怪物じゃない!だって彼は!一人も殺していないのよ!殺人兵器だったら喜んで殺すじゃない!でも彼は殺せる場合でも殺していないの!それは・・彼がアウォークの体であったとしてもアウォークじゃないからよ!」
香川は首を振った。
「殺した殺さないは関係ない。こいつがアウォークであることに変わりはない。そして、ヒーローなどではなく通り魔だってこともだ!」
恵美はそれでも引き下がらない。
「通り魔をやっつけて人を助けてもいたわ。おかげで警察が捕まえることができたこともあったじゃない。」
「いいかお嬢さん。」
香川は蝙蝠から恵美に向いて続けた。
「アウォークを作り出す技術を持つのはCADUCEUSだけだ。今はヒーローぶっていてもどんな計画が隠れているかわからないんだ。」
「何でそんなこというのよ!」
恵美は鼻を赤くして再び涙をこぼしていた。
「あんたは意地悪だわ!」
その様子を見て蝙蝠がようやく口を開いた。
「勇気ある少女。俺を信じてくれた事、ありがたく思う。」
そこで蝙蝠は小さく頭を下げ、そして続けた。
「だが俺は君達に謝罪しなくてはならない。つまり君の親友のことだ。彼女は俺のせいであんな目にあっている。」
恵美は顔を上げ蝙蝠に向いた。
「そうですナイトバット!由佳里はどうしてあんな事に。」
「全ては俺の至らぬせいだ。」
蝙蝠がうなだれた風に肩を小さく落とした。
「彼女は俺を守ったのだ。俺を救うためにああなった。守る側が守られてしまった・・・。」
「あなたが蠍に刺されるところだったって事?」
恵美の言葉に蝙蝠は頷いた。
「あるいはな。俺の命を狙う蠍がいた。詳しく話せば君たちの身も危うくなる恐れがあるからそういうものがいたんだとだけ思ってくれ。蠍は俺を追い詰め、彼女は俺を守るために蠍を追い払おうとした。その時怪我を負ったのだ。」
息を吐きながら再び肩を落とすと蝙蝠は赦して欲しいと再び頭を下げた。
「ナイトバット・・・あなたが頭を下げる前に一つ確かめたいことがあります。」
「なんだね。」
「由佳里は貴方を責めましたか?」
蝙蝠はいやとかぶりを振った。
恵美はだと思ったとつぶやく。
「だったら貴方は頭を下げることはありません。悪いのはその蠍です。そして私。私が由佳里に頼んだのです。貴方を守ってって。」
「あの少女は。」
蝙蝠は顔を上げた。
「彼女はこう言ったのだ。あなたのやり方に正直感心していないと。」
恵美は頷いた。
「はい、そうです。あの子は、由佳里は暴力をとても嫌うんです。でも、そのくせいじめられている子猫とか放っておけないんです・・・あ ナイトバットのことではありません。だから由佳里には自然なことだったんです。それに、明日にはよくなるって。」
思わず香川が蝙蝠を睨む。
「君に頼みがある。」
香川の言葉に恵美はぷいっと横を向いた。
「あなたの頼みなんて聞かないわ。」
「彼女のご家族に連絡をとて欲しいって事だ。俺が好きとか嫌いとかは関係なかろう。」
恵美はそっぽを向いたまま小さく頷いた。
「勇気ある少女。俺は少し用ができた。これで失礼する。」
蝙蝠の言葉に恵美は振り向いた。
「ハイ・・。また誰かを助けに行くんですね。」
その言葉に蝙蝠は頷いた。
「わかりました。私はあなたを応援しています。」
「まて!」
香川が蝙蝠の肩に手をかける。
蝙蝠は一度立ち止まったがそのまま歩いていった。
立ち去るその姿を見る香川は相手の背の翼がほぼ修復されていることに気づいた。
「まて!」
恵美は携帯電話を取り出し、親友の家にかけた。
コール音が耳元で響く中、心を落ち着けようと何度も深呼吸をした。
今回はアクション無しの心理劇ですね^^
香川の心の動き、
ちょっとわかりにくいですがナイトバットの心の揺らぎ。
いざという時に底力を見せる由香里さんとは違いますが
恵美さんのひたむきなまでの信頼も、なんと強い事か。
二人の少女を始め、
今の所あまり活躍の場のない香川にしても
力を持てあましている感のナイトバットにしても
なんと魅力的な登場人物なのでしょうか。
この戦いがどのようにどこに舞い降りるか、
期待は熱気球くらい膨らみ続けていますぞ。
by takehiko (2010-06-03 16:03)
takehikoさんコメントありがとうございます。
なんだか出番と影の薄い主役、へたれ丸出しの正義の味方を前に、悪役(?)の蝙蝠さん人気なようですね・・w
なんでこうなっているんだろうww
by xephon (2010-06-04 04:24)
こんにちは、ブログを訪問 nice を頂き
ありがとうございました。(^▽^)/
☆
by じぃじぃ (2010-06-06 17:19)